ビジョン
サステナブル・エンジン・リサーチセンター(通称「SERC」)が提言するエンジンの未来について、私たちの目指すところと、研究の進め方についてご紹介します。
地球の未来のために
SERCのテーマ「将来も生き続けるエンジンの研究」
近年は電動化の流れが急速に押し寄せておりますが,e-fuelや水素、アンモニア燃料などを想定した内燃機関の活用など、総合的な動力源の確保が必要であり、依然として内燃機関への要求は高度なものが求められています。このような背景を踏まえて、「究極の熱効率とゼロエミッション、低振動騒音、対燃料ロバストネス」を目指した将来も生き続けるエンジンの研究を進め、今後の企業活動を推進して参ります。
そのようなサステナブル・エンジンの実現化を目指すためにSERCは企業間の垣根を超えて研究を行います。
エンジン技術者・研究者の英知を結集
充実した設備で、エンジン技術者・研究者が集まり、共同研究の場を提供
SERCでは千葉大学内に自動車メーカーに匹敵する設備の充実を図ってまいりました。具体的には、エンジンダイナモベンチ18台、シャシーダイナモベンチ1台、ターボチャージャー試験ベンチ1台、その他に燃焼実験用単気筒エンジン6台,可視化実験用単気筒エンジン1台,RCEM3台,CVCCなどです。これらをフルに活用して、エンジンを研究する場を提供すると共に、各々の立場を超えて、たくさんのエンジン技術者・研究者が集まり、情報交換、技術ディスカッション、共同研究を進める仕組み作りを目指します。
人材の育成と輩出
パワーソース・エンジン技術者としての人材の育成と輩出を
SERCでは場の提供と併せて、人材の育成にも力を入れております。大学、大学院の研究室学生に対して産業界マインドを持った教員や研究員・職員が指導することで、早い時期から産業界が求める人材を意識した教育と、実践的なスキルを身につけた人材育成と輩出を進めております。今後ともそのような教育と人材の育成を進めて参ります。