高速ガス分析計50シリーズ

高速ガス分析計50シリーズ

高速THC分析計FID50

Cambustionの高速ガス分析計50シリーズは,エントリーレベルの高速ガス分析計です.THCを計測するFID50と,NO & NO2を計測するCLD50に加えて,CO & CO2を計測するNDIR50がラインナップされています.
エンジンの触媒前後の計測や一般産業用のリーク検出など多用途にお使いいただけます.

オペレーター付きレンタルも可能です.詳細はお問い合わせください.

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アプリケーション

エンジン排気計測

エンジンの始動時や過渡運転時における燃焼状態の把握や触媒の性能評価に適した高い応答性を有しています.

FID50:エンジン始動時のTHC計測
CLD50:エンジン始動時のNO計測
大気環境計測(CLD50)

100msの応答性と5ppbの検出下限値を両立する大気環境計測モードは,実際の人間が通過車両や,その他の汚染源によって曝されている状況をより詳細に捉えることができます.道路施設やクリーンエアーゾーンの評価,車両の追跡計測を含んだオンボードアプリケーションに適しています.

CLD50:信号機付近の大気中NOx計測
CLD50:空調を通じて車内に侵入するNOx計測
その他の計測(FID50)

HCトレーサーガスを用いた風洞実験,HCガス配管上の瞬時リーク検知や高速応答が有用となる生産工程でのプロセス管理などにご利用いただけます.

FID50:食品容器の汚れ検出

500シリーズとの比較

エントリーレベルの50シリーズは,ハイエンドの500シリーズから仕様を変更することで,ローコストでコンパクトな本体を実現しています.

高速ガス分析計50シリーズと500シリーズの比較
比較項目50シリーズ500シリーズ
計測チャンネル数12
応答性(T10-90%)FID50: 7ms
CLD50: 15ms

NDIR50: 15ms
HFR(FID)500: 0.9ms
CLD500: 2ms
NDIR500: 8ms
検出器本体に内蔵計測ポイント近くに設置
本体サイズW460 x D390 x H190mm (FID50)W550 x D780 x H1140mm (HFR500)
重量16kg (FID50)125kg (HFR500)

仕様

製品名FID50CLD50NDIR50
計測成分THC(全炭化水素)NO, NO2CO, CO2
計測原理水素炎イオン化検出法 (FID)NO:化学発光法 (CLD)
NO2:レーザ誘起蛍光法(LIF)
非分散型赤外線吸収法 (NDIR)
チャンネル数111
計測レンジ150,000 ppm(C)までの8レンジ5ppb~5,000ppm,8レンジ0-5%, 0-10%, 0-15%, 0-20%
応答性 T10-90%7ms(2m非加熱サンプルライン,オプション)
14ms(3m加熱サンプルライン,標準)
19ms(3m加熱サンプルライン+フィルター,オプション)
15ms:ダイレクト計測モード
100ms:大気環境計測モード
15ms
出力アナログ:0-10V, 500Hzまたは10Hz 10Vアナログ:0-10V, 10Hz &100Hz
デジタル:10HzまたはAK
アナログ:10Hz & 100Hz
デジタル:10Hz または AK
サンプル圧力0.9 – 1.4 bar(絶対圧)0.8 – 1.3 bar(絶対圧)0.8 – 1.3 bar(絶対圧)
サンプル流量3L/min(サンプル) + 3L/min(バイパス)
電源50/60 Hz 90-240 VAC50/60 Hz 100-240 VAC50/60 Hz 90-240 VAC
最大消費電力350W350W350W
必要ガス燃料 40%H2/He(H2/N2,純H2オプションあり)
HCスパンガス
N2ガス
純酸素,N2
スパンガス:NO, NO2
CO/CO2
混合ガス2本( High, Low)
校正ガス消費量7L/min7L/min7L/min
キャビネット寸法,重量W460 x D390 x H190mm, 16kgW450 x D370 x H130mm, 17.2kg         W450 x D370 x H130mm, 14kg         

仕様の詳細はカタログをご覧ください。製品の仕様は予告なく変更になる場合があります。

ダウンロード

カタログ高速ガス分析計 FID50日本語PDF (939KB)
カタログ高速ガス分析計 CLD50日本語PDF (1.1MB)
カタログ高速ガス分析計 NDIR50日本語PDF (1.5MB)